カード 

問題(目標150秒/270秒)

 1〜9の数字が書かれたカードが1枚ずつあり、このカードをABCDEF6人に配った。AFが、自分のカードの数字を合計したところ、それぞれ、10471239であった。どの人も3枚以上は受け取っていないものとして、確実にいえることは次のうちどれか。

1.1のカードはEが持っている
2.2のカードはCが持っている
3.3のカードはFが持っている
4.4のカードはCが持っている
5.5のカードはDが持っている

 

 

 

 

 

 

実戦の考え方

BとEの数字(より正確に言えば、考えられる組み合わせ)が少ないので、ここから考えます。

Bは1と3を持っているか、あるいは4だけを持っています。
Eは1と2を持っているか、あるいは3だけを持っています。

Eは1か3どちかかを必ず使うので、Bが持っているカードは4で決まりです。

Eはどちらかわからないので、とりあえず1+2と仮定します。

A・・・1+92+83+74+6のいずれか
B・・・
C・・・1+62+53+47のみ
D・・・3+9、4+8、5+7
E・・・1+2(仮定)
F・・・1+82+7、3+6、4+5、9のみ

こうして他メンバーの持ちカードを考えてみると、1、2、4を使われることによって
Aは3+7、Cは7のみという組み合わせしかできなくなります。
しかし、7のカードは1枚しかないのでEが1+2という可能性はなくなります

これで、Eの持ちカードが3のみと確定しました。これを元に、もう1度考えてみると

A・・・1+9、2+8、3+7、4+6のいずれか
B・・・

C・・・1+6、2+5、3+4、7のみ
D・・・3+9、4+85+7
E・・・

F・・・1+8、2+7、3+6、4+5、9のみ

Dが5+7で決まります。5と7を消すとCも決まるので残りは一応一通り

A・・・2+8
B・・・

C・・・1+6
D・・・
5+7
E・・・

F・・・9

にと決まりますが、これは求めなくてもDが決まった段階で選択肢5が正解とわかります。

 

 

正解、5

解説

 どこから手をつけて良いか悩みそうな問題ではありますが、3と4は組み合わせが少ない(それぞれ2通り)ことから、まずはここに手をつけます。逆に、数字が大きく14とか15(これらも2通り)が出た場合はここを手がかりに考えても良いでしょう。

 できるだけすぐに決まりそうな組み合わせを選ぶor仮定の回数が少なくなるように候補を絞っていくのが、このような問題だけでなく判断推理の基本となります。