人文科学

 人文科学は、まともに全部やろうとするには暗記量が多すぎます。よって、いくつかの科目に絞って勉強するか(本番で問題を選択できる場合有効)、全科目の頻出部分だけを押さえるように勉強(全問必答の場合有効、ただし時間はかかる)していくのが普通でしょう。また時間がないとか、あるいは自然科学or一般知能で稼ごうと思っている人は、「一部の科目の重要部分」のみの勉強でも通用します

○日本史

 とにかくやるべきは江戸時代。どの試験でもよく出ますが、特に国2でその傾向が強いようです。次に押さえるのが鎌倉〜室町の時代。この2箇所についてはやっておいて損はないです。ほとんどの場合、どちらかから最低1題(日本史1題のみの場合除く)、場合によっては2題以上出題されるはずなので、この2時代だけ勉強するのもアリです。このあたりは文化にも特徴があるので個々の(文化・作品などの)特徴などもよく覚えておきましょう。逆に、奈良時代以前(特に大和以前)は出題率がかなり低いし、明治以降は情報量が多いので日本史が好きな人以外は無視するか、好きなジャンルだけやるぐらいで良いと思います。まずは3問中1問キープ(+運)ぐらいが目標、日本史狙いの人は平均的に2問以上ぐらいを狙うところです。(あくまで「平均的」にです。その時の問題に左右されるのは日本史に限らず仕方ありません。)

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○世界史

 私は一応高校時代に単位は取ったし(1年次のみ)当時の成績も悪くなかったのですが、カタカナ語のとっつきにくさに今回は挫折しました。一応書いておくと、16世紀〜のヨーロッパ(絶対王政、ピューリタン革命、産業革命etc.)から第1次世界大戦が頻出のようです。多少とはいえ政治、経済の歴史とも関連するのでこのあたりだけなら勉強しても良いでしょう。もちろん、得意な人や他の科目がどうしようもない人ははどんどん狙います。
 自分が勉強していないのであまり大きなことは言えません。

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○地理

 用語(気候など)→世界地理→日本地理の順番で優先します。各地の気候とグラフはとっつきやすい割によく出ます。雨量など数値も大まかに覚えておきましょう。世界の地理各論は地域ごとにじっくり進めます。苦手な分野や地域はパスしても影響は大きくありません。日本の地理は比較的出てこない気がします。余裕あったらやりましょう。かなり細かく勉強してもできない(あるいは、絞りきれない)問題が出る可能性が高い科目なので、ある程度理解したらこだわりすぎずに進めるのが基本です。基本+αの部分の復習を数こなしましょう。地理は問題数が多いとはいえないので、あまり時間をかけすぎないように注意します。

 

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