文章理解


 文章理解には、大きく分けて日本語理解と英語理解があります。

 日本語理解で一番多いのは、文章の主旨を問う問題です。この問題の引っ掛けのパターンはある程度決まりがあります。

1.「言い過ぎ」、つまり文章の中に書いてあることを誇張して書いてあります。比較的わかりやすいものが多いです。
 例:「○○は最高である」など最上級や限定の言葉を使っている場合

2.「読みすぎ」、文章中に近いことは書いていますが、連想によって正解と間違えさせる選択肢があります。
 例:本文に「○○は危険である」と書いてあり、選択肢に「○○を用いるべきではない」と(本文には書いてない)引っ掛けが用意してある場合

 代表的なものはこんなものでしょう。特に2.は無意識的にに連想してしまう人が多いので注意です(問題文に書いているか確認!)
 本文を読んでも全く関係のない選択肢を選ぶ人はいない(時間をかけて読んでいれば)でしょうから、よく注意すれば正解がわかります。また、段落の最初と最後の文を読んでいって、最後に最終段落だけ読めば文の大意はほとんどわかります。また、問題になるぐらいの文章量では「しかし」など逆説があればその後に主旨あることがほとんどなので逆説の接続詞の後半は特に注意して読みましょう。

 空欄補充、文の並び替え問題はとにかく指示語接続語が最重要です。指示語の意味(それ、そのこと等)をよく考えれば一本につながるはずです。ただし、上級試験では複雑なものや微妙な判断が必要な問題も多いですね。特に模試と問題集の一部には変な問題が多い気がします。過去問で慣れた方が実用的でしょう。

 英語理解も、基本は同じです。主旨問題は、段落の最初と最後だけ読んでいって最後の段落(たまに最初の段落)だけ見れば結論は大抵わかりますButやHoweverの後に主旨がきます。特に英語の文だとこの傾向が強いです。また、文に合うか合わないかの問題は、その都度該当する部分を抜き出して読んでいきます。ただし、単語はほとんどあっているのに否定語(hardlyやfew,littleなど)が入っているため×であったりの引っ掛けもあります。

 メインとなる部分の単語がわからないのは仕方がありません。選択肢を見て推測するか、それすら不可能そうならいっそ英語の勉強は諦めるのも手です。地方上級でも配点が少ない地域もあるようです(国2など英語の比重が高い試験もあります。)

 古文・漢文は対策が難しいと思います。一応、自分はおおよそわかっていたのですが、特に勉強はできませんでした。ありがちな結論を予想したり、選択肢同士を見比べて解答を探すなど古典的な方法ですがある程度有効です。

 

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