一般知識

 「一般知識」の分類です。

○社会科学…人文に比べたら勉強しやすく、出題率が高い。知識問題の核。

・政治…最重要。法学、憲法など専門にもかぶるものも多くまず勉強しておくべき。国税、国家1種だとやや多めに出題。市役所では基本問題が多い。最近は国際政治の問題がやたら多い気がするので可能な限りチェックしておくこと。

・経済…最重要。政治に同じく。地方上級、国家2種だと多い気もするが気のせいかも。ミクロ経済の内容などは一般教養で出てこない市役所も多い。そういうところは高校の参考書でも十分だと思う。

・社会…重要。市役所だとやたら出題率が多いケースもある。過去問や普通の問題集だけだとやや古い話題しか答えられないので狙うなら時事問題などの対策も立てるべき。それなりに単語を知っていれば答えられる問題と、深く知らないと引っかかる選択肢が半々ぐらいか。

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○人文科学…覚えることが多い。地理歴史は大学受験で使ってもせいぜい2科目なので全制覇は厳しい。余力と作戦次第。

・日本史…世界史よりはずっと楽(だと思う)。無理がないならまずは選択の候補。地方上級で出題率高め。江戸時代は範囲が広くない割に出題率が抜群なのでここだけ勉強するのも可。明治以降も重要だが江戸時代より複雑。文化史もそこそこ出るので好きな分野だけというのもありかも。

・世界史…出題率は日本史と似ている。国1だと日本史より出題数が多い(らしい)。大学受験で使った人は取りたいが、人名とか地名が辛いので勉強したことない人には日本史より厳しい気がする(日本史は一応中学で絶対やるので)。筆者は効率悪いとみて捨てた。

・地理…日本史、世界史に比べるとマイナー。そこそこ勉強はしやすいが、勉強を多くとっても選択肢に惑わされたり確実性のない問題が多く感じる。これも受験で使った人は取るべきで、余裕があれば0からでもやっておきたい。部分的に、ケッペンの気候区分が出やすい自治体があるとかないとか。

・思想…地方上級では出なかったり日本史(世界史)に含まれていたり。倫理に近く、勉強量の割に取りやすいので国家公務員メインの人にはお勧め。市役所でも易しめの問題が出やすい模様。

・文学、芸術…これも国家の方がメインで、1冊本があればそこそこ解答できるようになる。選択肢から絞れる場合もあるのでお勧め。文学史は量がやや多いかも。日本史などにも絡む。

・国語…地方上級ではかなり少なく、国1,2では出ないはず。市役所、特別区などがメイン。意外とたくさん出題されるところもある。苦手なら1冊ぐらい本こなした方が良い。ダイソーの辞典が使える。

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○自然科学…好き嫌いが最も激しい分野。全部取るのは厳しいが、嫌いでなければ人文科学より楽な気がする。あくまで個人的には。

・物理…三角比がキーワード。sinとかcosが使えないなら捨て候補第1。使えるならお勧め。出題数は普通だがまず出る。出題率が高い力学だけでも良い、というかそれが普通。力学(の一部)>電磁気(コンデンサー以外)>>波>電子、このぐらいで。出題パターンが「ほぼ」一定。力学+電気の基礎までで1ヶ月(いい本か先生がいる場合)。

・化学…試験区分によってどこが出やすいなど傾向がある気がする(国家は有機化学が多く、市役所では物質の基本が多いなど)。一部計算など難しいが、そこだけ捨てれば勉強しにくくはない。これも出題はほぼ確定で物理と同じぐらい。

・生物…科学系が嫌いな人はまずこれを取る。簡単な計算は使う。化学+生物の勉強は無難だが生物は個別に覚えることがけっこう多い。同じ覚えるなら地学の方がお勧めかも(ただし出題数との兼ね合いによる)。

・地学…東京都では出題がなく(たぶん)地方上級でも割合は少なめ。その他の区分だと化学などと出題数が変わらない(2問とか)ところも多いのでかなりお勧め。0からスタートして、1ヶ月で7〜8割方ものになる。(復習込みで1日3時間×25日ぐらい)

・数学…数的さえ理解できるなら普通は単独で勉強の必要はない。ただ、数的が難しい区分の人はある程度やらざるを得ないかも。得意な人はさらっと復習、ダメな人はさっさと見切りをつけるのが吉か。確率、組み合わせぐらいは勉強しておいても負担は少なめ、実用性もあり。

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