科目各論

 

 ここでは、一般教養試験における科目ごとの情報や戦略(公務員試験全体を見渡した上での一般教養の作戦の立て方)について書きます。

 どの科目が取りやすいとか、このあたりだけは押さえたいなども重要ですが、自分の受ける試験には何が出るかとかどの科目を重視するかなどの情報から作戦を立てることも重要です。このような作戦を立てることにより、やみくもに勉強するより効率は20.5%(当社比)上がります。

.

 ちなみに、「どの参考書を使ったら良いか」という悩みを抱える方は多いと思いますが、これに関しては他に良いサイトがいくつかあるのでそちらを参考にしましょう。何冊使えば良いかという質問には、私なら「気合を入れる科目は2冊(参考書+問題集もいいですね)か多くて3冊、そうでない科目は1冊に絞る」ことをお勧めします。本が多くて困らなければ増やしても構いませんが、復習しきれなかったり記憶が追いつかない危険性があります。試験の残り時間と勉強すべき科目の数ををよく考えましょう。
 1つ加えるとすれば、科目ごとの問題集はそれほど要りません(普通はこなす時間がとりにくいです。しかも応用力まで身に付けられる科目はそれほど多くなりません)。勝負科目(人による。出題数が少なくないことも条件)と知能問題ぐらいはあった方がいいですが、そうでない科目(日本史、生物など)は全部がまとまった問題集(過去問500など)1〜2冊ぐらいの範囲でまとめた方が効率的です。あ、参考書なしで問題集のみ1冊というのが可能ならそれもかなりいいやり方だと思います。

.

 それから、大切なことを1つ。これから何度も同じことを書くかもしれませんが、正答を2択や3択まで絞って間違えることをあまり嘆いてはいけません。むしろ、2〜3択まで絞れた自分の知識と知恵を大切にしましょう。合格者でさえ完璧にわかった問題ばかりではありません。2択に絞れれば、運だと2割しか当たらない問題が5割まで当たるようになるのです。ほとんどの筆記試験では、6割ちょっとも取ればほぼ合格ラインです。たとえ完璧と言えるまでにはならなくとも、可能な限り勉強していくことは無駄にはなりません。最初から「科目ごと捨て」を考える人もいますが、苦手な科目でも、最重要な部分を押さえておくことは平均点の底上げになるということも知っておくべきだと思います。
 もちろん、捨て科目自体は否定しません。最初から捨てすぎには注意しましょう、ということです。.

 

戻る