人文科学(2)

 ○思想

 思想の出題が決まっている(国2など)ならとにかくお勧め。ただし、ただ語句の暗記をするだけだと量もそれなりにあります。思想の内容を考えてみるのがポイント。倫理の教科書が1冊あると、意外と読み物になります(ただこれだけで勉強するのは非効率的)。思想はもともと面白い分野(人間とは何か、等考えられる)だと思うので、暗記に追われなければそれほど苦にならない気がします。
 出題率はどの分野もそれほど偏りがないので、好きなところから、あるいは頻出(と過去問を見て思う)場所からやっていって大丈夫です。やり残しが出ても構いません。やった範囲をほとんど忘れている(使えない状態にしている)よりは、全範囲の半分ぐらいまでをそこそこ理解している方がマシです。2択まで絞って答えが出せないケースもあるでしょうが、2択まで絞れたことに意味を感じてください。一応、期待値的には0.5点取っていることになるのですから。日本の思想は日本史と、中国の思想は世界史と多少かぶります。歴史をやっていないとけっこう量があるので、この2点は後回しあるいは優先的に捨てていきましょう。

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○文学・芸術

 日本文学、世界文学、美術、音楽の4分野があります。国2で世界文学の比重がやや少ない以外は、だいたい出題率も似ているようです。全分野に手を出すとかなり厳しいです(作者と作品ぐらいなら何とかつなげられますが)。名前ぐらい聞いたことがある作品だけは押さえておき、あとは得意な分野を2分野ぐらいに絞って勉強してもいいかもしれません。他の科目でどれだけ取れるか、あるいはこの科目にどれだけ時間をかけられるかで扱いを変えましょう。ある程度勉強しておけば、大抵正答が出せるか悪くて2択までは絞れるようになるはずです。

 文学・芸術に限ったことではありませんが、2択に絞れる問題が多くなるのはかなりいいことだと言えます。全ての問題が2択まで絞れるだけで、おおよそ正答率は50%になるのですから。意外と勘違いしている人が多い(2択まで絞って答えがわからないのは意味があまりない、など)気がするので、書いておきました。広く(それなりに)浅く、も公務員試験には大切です。繰り返しますが、忘れていては意味ありませんよ。

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○国語

 地方上級、国家公務員を受ける人にはほとんど関係ないと言えそうです。特別区と一部の市役所に関しては、かなりの比重で出ています。
 普段から日本語に強い人ならあまり問題はありませんが、ことわざ、言葉の意味ぐらいは何か本を1冊やってみるとかなり知識がまとまります。もちろん苦手な人(本命試験でも出題されそうな人)なら、1冊本を勉強すれば大抵の問題はわかるようになります。100円ショップダイソーに四字熟語辞典、ことわざ辞典がありこれだけでもかなりの成果を挙げられるでしょう(経験より)。

 ことわざ、熟語以外の言葉であれば、代々木ゼミナール講師陣によって作られた「入試頻出 現代語の演習(中央図書)」が面白くお勧めできます。ちょっと余裕があれば手にとってみてもいいでしょう。漢字の使い方すら苦手という人は…わかりません(汗)
 国語(非文章)ともなるとテクニックも頻出分野もあまり書くことができないので、お勧め書籍を書いてしまいました。

 

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